こんにちは。ウリラガです。
私は日本で生活している外国人です。
今回は、日本の就活で失敗した私の経験をお話しすることで、私と同じ様な外国人留学生の参考になればと思います。
私は日本で就職することを決めた後、大学院1年生の後期から就職活動を始めました。
就活を始める前は、私は数カ国語もできるので、きっと内定をもらえるでしょうと甘く考えていました。しかし、私はなかなか内定を貰えなくて、毎日就活で疲れて、自信がどんどんなくなっていったことを経験しました。
最終的には内定を貰えて、日本で就職が出来ましたが、正直に言うと、私は就職活動を実際にやってみて、外国人留学生として日本で就活をすることはあまり簡単ではないということを感じました。
そこで、自分の就活における失敗談TOP3を話します。
(1)ビジネス日本語をあまり勉強していなかった。
留学生の時、学校やアルバイト先でビジネス日本語を使うことは多くはないですが、就活を始めてみると、企業の人事担当者とメールや電話での面接日程を調整することが多いので、ビジネス日本語が必ず必要になります。
ビジネス日本語をあまり勉強してこなかったので、人事の方とメールや電話でやりとりする時、間違った日本語を使ってしまうことがよくありました。
人事の方も、“留学生だから日本語を間違えることが当然なことだろう”と思うかもしれません。でも、正しいビジネス日本語ができれば、人事の方に良いイメージを与えます。
ビジネス日本語は就活だけで使えるのではなく、社会人になってからも必ず使うので、就活をする留学生は、メールや電話に使うビジネス日本語を勉強することがおすすめです。
(2)面接の準備が足りていなかった。
自分の就活がなぜ失敗していたのかと考えてみた時、面接の準備が足りってなかったと思いました。
就活が始まると、就活だけではなく、大学院の研究、バイトも同時にしなければならないので、めちゃめちゃ忙しくなります。
「明日、面接があるのに、企業の情報を調べられていない。でも今日、教授に研究報告書を出さないといけない・・・・・」などと、毎日色々な事に追い掛けられていました。
就活し始めた頃は、私は面接の準備を十分していないけど、なんとなく面接してみようと思い、面接に参加していました。結果は、全部落ちました。
面接の準備をしないと、面接に落ちるのは当たり前なことです。
「あまり関心はないけど、取り敢えずエントリーだけして、なんとなく面接に行ってみる、もし面接に受かったら楽だな」と思うこともあるでしょう。
でも、なんとなく面接に行ってみることはやめた方がいいと思います。面接を十分に準備しないと、落ちるのは決まっているので、なんとなく行くのは面接官の時間も自分の時間ももったいないです。
面接に行くなら、十分に準備してから行きましょう。
(3)自己分析をしないとヤバイ
日本の就活では、自己分析、企業研究、エントリーシートなど、たくさんのことを準備しなければならないので、めんどくさいですよね。
でも、就活で自己分析をしっかりしないままで、内定を貰えたとしても失敗します。
なぜなら、自己分析をしっかりしないと、自分が何がやりたいのが分からないからです。自分自身が何をやりたいのかが分からないと、自分に合う企業を選ぶことができません。
私は、新卒で入社した会社を8ヶ月以内で辞めてしまいました。就活の時、グローバルに働きたいと思っていたので、グローバルに展開している会社に入社することにしました。でも、入ってみたら、会社がやっていることに自分があまり関心がなかった。また、社内文化にも合っていないと感じまして、会社をやめることにしました。
私みたいに、「自分のやりたいことが分からないけど言語力を持っているので、グローバルで働きたい」と思う留学生が多いのではないでしょうか。
そんな方は、「グローバルで働くのは何か」、「グローバルで働けるならば、何をやってもいいのか」をしっかり考えてください。
最初の頃は、何も分からないまま就活を始めると思います。最初から自分のやりたいことが分からなくてもいいです。でも、就活をしていく中で、自己分析をして、自分のやりたいことを見つけていくこともできます。
結果的に私は日本で就職をすることができましたが、実は就活には失敗したと思っています。でも、私は就活で失敗したことで後悔はしていません。新卒の就活が失敗したお陰で、自分のやりたいことを探し直し、キャリアもやり直すことができたと思っています。
失敗しない就活するのも良いですが、もし、就活で失敗しても落ち込まないで、就活をやり直したりキャリアを作っていければ良いのです。