面接で困難だったことを聞かれて、うまく答えられなかったです。
面接で困難だったことをどう答えればいいか分からな……
今まで普通に生活してきたなので、特に困難だったことがありません。
面接で「特にありません」と答えてしまいました。
就活ナビ
困難だったことを聞かれて焦る気持ちがわかりますよ。
では、今回は面接官に評価される「困難だったこと」の答え方やコツを全て教えます。
この記事では、面接で「困難だったこと」の質問意図や答えるコツ、アピールポイント、事例などを解説します。
合わせて、「困難だったこと」がない留学生はどうすればいいかについて紹介します。
面接で「困難だったこと」を上手に答えることで、他の学生と差を作りたい留学生は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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「困難だったこと」を聞く意図
「困難だったこと」を聞く意図①:目標を持って努力した経験があるかを確認していること
「困難だったこと」を聞く意図の一つ目は、目標を持って努力した経験があるかを確認したいです。
自分から何かに挑戦しないと、困難の状況にはなりません。
目標を持って頑張る途中で、困難なことを乗り越えたり、諦めたりします。
そのため、面接官は困難だったことを聞くことで、目標を持って努力したことがあるかを確認しています。
そして、入社後に目標に向けて頑張れる人なのかを判断しています。
「困難だったこと」を聞く意図②:困難をどのように乗り越えたかを確認していること
困難だったことを聞く意図の2つ目は、困難をどのように乗り越えたかを確認しています。
多くの学生は困難だったことを聞かれた際、困難な状況を一所懸命に伝えるとします。
しかし、面接官は困難な状況より困難を乗り越えた過程を知りたいです。
困難なことをどのように乗り越えたかを聞くことで、学生の人間性や思考プロセスを確認しています。
そのため、困難に直面した時に現れた考え方や価値観が、企業の求める人物像に合っているのかを確認する必要があります。
「困難だったこと」の書き方
「困難だったこと」の書き方①:結論を伝える
「困難だったこと」の書き方の1つ目は、結論を伝えることです。
面接官に「困難だったこと」をわかりやすく伝わるために、結論を話すことが大事です。
面接で「困難だったこと」を答える際、「困難だったことは〇〇です。」ように伝えます。
「困難だったこと」の書き方②:困難な状況を説明する
「困難だったこと」の書き方の2つ目は、困難な状況を簡単に説明することです。
どのような状況でどんな問題が起きたのかを具体的に説明します。
困難な状況や問題意識を伝えることが大事です。
「困難だったこと」の書き方③:自分なりの工夫を伝える
「困難だったこと」の書き方の3つ目は、自分なりの工夫を伝えることです。
困難を乗り越えるために、「自分なりにどんな工夫したか」、また、「どのように行動したか」を具体的に伝えます。
困難に直面した際に、どのように行動したのかを伝えることで、行動の背景にある考え方や人間性をアピールできます。
困難をどのように乗り越えたかをなるべき具体的に書くことはポイントです。
例えば、「困難を乗り越えるために、一所懸命に頑張りました」というように伝えても、どのように頑張ったかをイメージできません。
なので、困難を乗り越えるための工夫を具体的に書きましょう。
「困難だったこと」の書き方④:結果や学んだことを説明する
「困難だったこと」の書き方の4つ目は、困難を乗り越えた後の結果や学んだことを説明することです。
困難を乗り越えることで、「何を学び、どう成長したか」を伝えます。
また、困難を乗り越えた後の変化や周りへの貢献をアピールできます。
「困難だったこと」の事例
「困難だったこと」の事例①:大学院受験編
困難だったことは、大学院の試験に落ちたことです。 私は日本語学校に一年間通いながら、〇〇大学院の試験を受けました。 しかし、〇〇大学院の試験に不合格になりました。 そこで、私は日本語学校を半年延長しながら、〇〇大学院の試験をもう一度受けることにしました。 半年後に〇〇大学院に受かるために、不合格を反省しながら、改めて勉強計画を立てていました。 苦手な項目である小論文を克服するために、毎週一本は小論文を書いて日本語の先生に添削してもらえました。 また、〇〇大学に合格した先輩に基礎知識や受験対策を教えてもらえました。 結果として、〇〇大学院の受験に合格できました。 この経験から失敗したことを反省し、改善対策を取ることの大事さを学びました。
「困難だったこと」の事例②:日本語の勉強
困難だったことは、日本語の会話力を上げることです。 私は日本語学校で日本語を勉強しましたが、日本語でうまく会話できず、困っていました。 そこで、私は日本語の会話力を上げるために、アルバイトを始めたり、日本人の友達を作ったりしました。 まずは居酒屋でキッチンスタップとしてスタートし、日々の業務や日本語を覚えていました。さらに日本語の会話力を伸ばすために、ホールスタップとしてお客様とコミュニケーションを取っていました。 また、日本人の友達を作って一緒に遊んだり、お互いに勉強したりしました。 その結果、半年後に日本語で日常会話ができるようになりました。日本語の先生にも「日本語が上達できたね」と言われました。
「困難だったこと」を答える際の注意点
「困難だったこと」を答える際の注意点①:「特にありません」と言わない
「困難だったこと」を答える際の注意点の1つ目は、「特にありません」と答えないことです。
面接官は「困難だったこと」を質問することで、困難を乗り越える力や人間性を確認しています。
なのに、面接で「困難だったことはありません」というように答えると、マイナイ評価をされます。
面接では面接官の質問を答えることで、自分のことをアピールすることが大事です。
面接で「特にありません」と答えてしまうと、困難を乗り越える力や自分の人間性をアピールするチャンスをなくしています。
「困難だったこと」を答える際の注意点②:困難な状況を説明しすぎない
「困難だったこと」を答える際の注意点の2つ目は、困難な状況を説明しすぎないことです。
面接でただ困難な状況を伝えるだけで、アピールになりません。
面接で「困難だったこと」を聞かれた際、困難の状況より困難をどのように乗り越えたかを伝えることが大事です。
困難を乗り越えた過程を通して、自分の人間性や価値観をアピールしましょう。
「困難だったこと」を答える際の注意点③:自分なりの工夫を伝えていない
困難だったことを答える際の注意点の3つ目は、自分なりの工夫を伝えていないことです。
特にチームで頑張って困難を乗り越えた経験を伝える際、自分がどのように頑張ったかを具体的に伝えることが大事です。
例えば、「〇〇大会で優勝するのが困難でしたが、チームメンバーが頑張ってくれたので、優勝しました」というように伝えると、自分なりの工夫をアピールできません。
困難を乗り越えるために、自分がどのように行動したかを具体的に伝えることで、自分の考え方や人柄をアピールしましょう。
困難だったことがない時の対処法
今まで普通に生活してきたので、自身を持って言える「困難を乗り越えた経験」がないと悩む留学生が多くいるのではないでしょうか。
しかし、面接官が知りたいのは、困難を乗り越えた経験自体だけではなく、困難を乗り越える際に現れた人間性や考え方です。
日常生活の中で、自分にとって困難だったことを伝えればよいでしょう。
困難だったことがない時の対処法①:モチベーショングラフを作る
困難だったことがない時の対処法の一つ目は、モチベーショングラスを作ることです。
モチベーショングラフとは、過去の出来ことや体験を振り返り、それに対するモチベーションや気持ちを時系列に沿って書き出すものです。
モチベーションが大幅に下がっている時は、困難に直面していたかもしれません。
このようにモチベーショングラスを作ることで、困難だったことや嬉しかったことを見つけることができます。
困難だったことがない時の対処法②:自己分析ツールを活用する
困難だったことがない時の対処法の2つ目は、自己分析ツールを活用することです。
自己分析ツールを活用することで、簡単に自分の強みや価値観を分析できます。
面接で困難だったことを答える際、自分の強みや価値観を活かして、困難をどのように乗り越えたかを伝えることで、自分の価値観や強みをアピールできます。
そのため、自己分析ツールを活用して、自分の強みや価値観を理解しておきましょう。
「困難だったこと」を上手に答えられない留学生におすすめ対策
面接で困難だったことを聞かれた際、上手に答えられないと悩みを持っている留学生が多いのではないでしょうか。
そんな留学生に向けて、困難だったことを上手に答えられるようになるために、やるべきことを解説します。
対策①:困難だったことの原稿を他人に添削してもらえる
困難だったことを上手に答えられるためにやるべきことの1つ目は、困難だったことの原稿を他人に添削してもらうことです。
留学生にとって、日本語で困難だったことをわかりやすく伝えることが簡単ではないです。
なので、自分で書いた原稿を他人に添削してもらえることで、分かりやすい回答になります。
自分でゼロから「面接官に評価される回答」を作る場合は、時間や体力がかかるので、他人に添削してもらえることがおすすめです。
対策②:自分の言葉で話す練習をする
困難だったことを上手に答えられるためにやるべきことの2つ目は、自分の言葉で話す練習をすることです。
面接で暗黙したことをそのまま話すと、面接官にマイナス印象を与えてしまいます。
なので、添削してもらえた「困難だったこと」の原稿をそのまま読むのではなく、自分の言葉で話せるように練習します。
対策③:就職エージェントに面接を練習してもらう
困難だったことを上手に答えられるためにやるべきことの3つ目は、就職エージェントに面接を練習してもらうことです。
就職エージェントは企業の紹介ではなく、ESの添削、面接対策をサポートしてくれます。
就職エージェントに面接の練習を依頼し、聞いた欲しい質問リストに「困難だったこと」を入れます。
就職エージェントから自分の回答に対してフィードバックをもらえるので、改善点を見つけることができます。