こんにちは、ウリラガです。
今回は、面接でどのように失敗経験を語ればいいのかについて話します。
面接で 「あなたが今まで一番失敗した経験について教えてください」と質問されることはあります。
しかし、面接官に失敗経験を聞かれても、どのように答えれば良いのかが分からない就活生はきっと多いでしょう。
「面接官が失敗経験について質問する理由」
面接で「失敗経験」を答える前に、「なぜ失敗経験を聞いているのか」と面接官の立場に立って考えてみる学生は少ないでしょう。
面接で失敗経験を聞く理由は以下の2点があると考えられます。
1点目は、面接官は、失敗した経験について質問することで、「失敗から学んでいるかどうか」を見抜きたいのです。仕事やビジネスをする上で、失敗することはたくさんあります。失敗を失敗のままで終わらせるのではなく、失敗から学んで成長することが重要です。失敗から学べる人は失敗すればするほど、成長出来ます。
だから、ビジネスで、失敗しない人より失敗して学ぶ人が成長できるので、企業は失敗から学ぶ人を採用したいのです。
2点目は、面接官は「あなたが失敗から学んだことを生かせるかどうか」を知りたいのです。
失敗から知識や経験を得られることはもちろん大事です。しかし、ビジネスにおいてもっと重要なのは、失敗から学ぶことだけではなく、失敗で得た知識や経験を活かし、仕事の結果を出すことです。
だから、面接官に、失敗から学んだ知識や経験を活かせることも伝えると、失敗から学び、失敗を活かして結果を出せる人として高評価されます。
面接官が失敗経験を聞く意図をある程度理解できたと思いますので、次に、面接官に失敗経験をどのように伝えればいいのかを具体的事例で説明します。
「評価されない事例」
私の失敗経験は大学院の試験に落ちたことです。私は日本語学校に一年間通った後、〇〇大学の大学院を受験することにしました。
大学院の入学試験に向けて、〇〇学に関する本や論文を読んだり、過去の試験問題を繰り返し何回もやりました。また自分の研究計画書を知り合いの先輩に修正していただきました。
自分はとても頑張ったので、大学院の試験に絶対に受かると思っていました。しかし、試験に落ちました。
試験に落ちて、心がとても落ち込みました。次からは、他の学校の入学試験も受けてみることにしました。
多くの学生は面接で、失敗を語るとマイナスになると思い、自分の頑張ったことを一生懸命に伝えようとします。しかし、自分が頑張ったのに失敗したことを伝えるよりも、失敗で学び、それを活かして成長したことを伝えると評価されます。
「評価される事例」
私の失敗経験は大学院の入学試験に落ちたことです。私は日本語学校に通いながら、〇〇大学大学院の入学試験に受験しましたが、試験に落ちました。
そこで、「なぜ試験に落ちたのか」を考え、重要な原因は「指導教授の関心がある研究計画書を書いていなかったこと」と判断しました。
もう一回、同じ大学の試験を受けることにしました。指導教授の関心がある研究計画書を書くために、指導教授がどんな研究に関心があるのかが分からないといけないと考えました。
そして、私は指導教授のゼミに参加して勉強したり、先生の研究室の先輩からアドバイスを貰ったりしました。そして研究計画書を書き直し、受験願書を出しました。
研究計画書だけではなく、自分の苦手な小論文の書き方や専門知識も勉強した結果、入学試験に合格しました。
この失敗から「相手のことを理解することの大事さ」を学びました。御社で、この失敗から学んだ知識や経験を活かして、顧客に適正な提案ができると思います。
仕事をする上で、失敗しない人はありません。失敗から学び、学んだことを活かすことができれば、良い結果を出すことが出来ます。
だから、面接で失敗経験を質問された時、「失敗から学んだこと」、「学んだことを活かせること」を、失敗経験を語ることで伝えるようにしましょう。