「外国人留学生向け」面接で「日本で働きたい理由」を聞かれた時の答え方
私は大学院修士課程を修了後、母国に帰国はせず、日本で就職することにしました。
そして、3月から本格的に就職活動を始めて、多くの就活サービスを通して約50社の面接を受けました。
6月まで、面接にいつも落ちていましたが、7月に3社から内定を獲得できました。
留学生としての就職経験やキャリアアドバイザー経験を元に、外国人留学生に向けて就活に関する情報を配信しています。
面接で「日本で働きたい理由」を聞かれるけど、どのように答えればいいかわからない
面接で「日本で働きたい理由」を聞かれた時、「日本が好き」、「日本の給料が高い」などの本音を答えていいかを分からない…
「日本で働きたい理由」は外国人留学生が面接で良く聞かれる質問の一つです。
「日本で働きたい理由」の回答が面接の合否を左右することもあります。
今回は面接官に評価されるために、「日本で働きたい理由」をどのように答えればいいかについて解説します。
「日本で働きたい理由」を聞く理由
理由①:長期的に働けるかを確認するため
面接で「日本で働きたい理由」を聞く理由の1つ目は、長期的働けるかを確認すするため、です。
企業は長期的働ける人材を採用したいです。
しかし、外国人留学生は母国に帰るため、短期退職してしまうことが多いのです。
企業は「日本で働きたい理由」を聞くことで、長期的働けるかどうかを確認しています。
理由②:明確な目標を持っているかを確認するため
面接で「日本で働きたい理由」を聞く理由の2つ目は、明確な目的を持っているかを確認したい、です。
「日本で働きたい理由」を聞くことで、日本で働く上で具体的な目的や目標を持っているかを確認しています。
そして、外国人留学生の日本で働く目的や目標が自社で実現できるかを判断しています。
「日本で働きたい理由」を答えるポイント
答えるポイント①:日本で働きく目的や目標を伝える
「日本で働きたい理由」を答えるポイントの1つ目は、日本で働く目的/目標を伝えることです。
面接官は「日本で働く理由」を聞くことで、外国人留学生が目標を持って働けるかを確認しています。
面接官に「日本で目標を持って働ける」ことをアピールために、日本で働く目標を伝えましょう。
答えるポイント2:志望企業の特徴とリンクさせて答える
「日本で働きたい理由」を答えるポイントの2つ目は、日本で働く目的を志望企業の特徴とリンクさせて答えることです。
企業は外国人留学生の「日本で働きたい目的」が自社で働くことで実現できるかを確認しています。
外国人留学生の「日本で働きたい目的」が自社で実現できないと、退職してしまうと判断されます。
日本で働く目的を実現するために、志望企業でどのように働きたいのかを伝えます。
日本で働きたい目的を志望企業の特徴とリンクさせて答えることで、志望度をアピールできます。
「日本で働きたい理由」の良い事例
良い事例①:技術系
私の日本で働きたい理由は、日本で〇〇に関する仕事をしたいからです。
私は母国の大学で〇〇学を学びました。日本で〇〇に必要な知識や技術を学ぶために、日本の〇〇大学で〇〇学を専攻しています。
今後も学校で学んで専門知識を活かして、〇〇に関する仕事をしたいと考えております。
世界トップレベルの〇〇技術を持っている貴社で、〇〇職として、新商品開発に携わりたいです。
良い事例②:事務系
私の日本で働きたい理由は、日本語と英語を活かせる仕事をしたいからです。
日本語を使って仕事をすることで、ビジネス日本語やビジネスマナーを身に付きたいです。
また、私の強みである英語力を活かし、海外の取引先を対応することで、貴社の海外事業に貢献したいと考えております。
貴社は母国であるアメリカから〇〇を輸入しているので、日本語と英語を活かして、輸入業務に携わりたいです。
「日本で働きたい理由」のNG事例
NG事例①:「日本が好き」
面接で「日本が好きだから、日本で働きたい」という回答は評価されません。
面接官は日本が好きどうかを知りたくて、「日本で働きたい理由」を聞いているわけではありません。
面接で「日本で働きたい理由」を聞かれた時、「日本が好き」という回答を避けましょう。
NG事例②:「日本の技術を学びたい」
日本の〇〇技術が世界トップレベルです。日本〇〇技術を学びたいので、日本で働きたいと思います。
日本の〇〇技術を身に付けてから、母国で〇〇のプロとして働きたいです。
ポイント:日本の技術を学びたいという回答で勉強熱心を伝えます。しかし、企業は学校ではないので、自社の技術を学んで帰国する人材を採用したくないです。
「日本で働きたい理由」を答える時の注意点
注意点①:日本で働く目的が曖昧
「日本で働きたい理由」を答える時の注意点の1つ目は、日本で働く目的は曖昧ということです。
外国人留学生は日本で働く目的や目標を明確にすることが大事です。
日本で就職したのに、日本で働く目的を失い、帰国してしまう人も多いのです。
面接で「とりあえず、日本で働いてみたいから」、「日本の暮らしに慣れたから」などの日本で働く目的が曖昧な回答を避けましょう。
注意点②:ネガティブな回答
「日本で働きたい理由」を答える時の注意点の2つ目は、ネガティブな回答です。
面接で「母国でいい就職先がない」、「母国は日本より就職が難しい」などのネガティブな回答を避けます。
面接でネガティブな発言をすると、不採用になりやすいです。
面接で「日本で働きたい理由」を聞かれた時、ネガティブな回答をしないように意識しましょう。
注意点③:日本の魅力ばかりを伝える
「日本で働きたい理由」を答える時の注意点の3つ目は、日本の魅力ばかりを伝えることです。
「日本で働きたい理由」を聞かれた時、日本社会の魅力を伝える外国人留学生が多くいます。
しかし、面接官は日本の魅力を聞きたくて、「日本で働きたい理由」を質問しているわけではありません。
日本社会の魅力を伝える事自体がNGではありませんが、面接では評価されません。
面接で「日本の給料が高い」、「日本の治安が良い」、「福利厚生が充実している」などの魅力を伝えることを避けましょう。
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まとめ:日本で働きたい理由をキャリアプランと結びつけて話しましょう。
面接で「日本で働きたい理由」を答える時、日本の魅力や仕事と関係理由を避けます。
日本で働きたい理由をキャリアプランや将来の目標と結びつけて伝えることで、長期的に働けることをアピールしましょう。