こんにちは、外国人留学生の就活日記のWURILAGAです。
日本にいる外国人留学生は国民健康保険に入っているけど、国民年金に入っていない学生は多いと思います。
今回は外国人留学生に向けて、年金を払うメリットと年金を払わないデメリットを簡単に説明します。
日本で生活をする上では、年金のことを知らないといけません。
今まで年金のことを気にしていなかった学生はぜひこの記事を読んで、国民年金のことを理解してください。
なぜなら、年金はビザ申請と関わっていくからです。
いよいよ本題に入ります。
国民年金とは?
国民年金とは、日本に住んでいる20歳から60歳未満の全ての人が入る義務がある年金制度です。
多くの外国人は国民年金は日本人だけが払うと思っています。しかしそれは違います。外国人も国民年金を払う義務があります。
学生の時は、国民年金を毎月約16000円を自分で払わなければなりません。日本で就職して社会人になったら、国民年金と厚生年金を毎月給料から天引きされます。
国民年金を払うメリット
(1)年金を払っておくと、年を取ったら、「老年年金」を貰えることができます。
(2)万が一病気や怪我で体に一定の障害が残ったとき、「障害年金」を貰えることが出来ます。
(3)国民年金を払っていると、永住権や特定技能ビザを申請する時、有益になります。
でも、年を取ってから、年金をいくら貰えるのかに関心のある方は多いと思います。貰える金額は本人の支払った年金の期間によって決められます。
老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-02.html
詳しくはこちらで確認してください。
国民年金を払わないデメリット
日本で住む外国人は国民年金を払わないと、以下の時、困ります。
(1)国民年金を払っていないと、永住権や特定技能ビザが取れない可能性が高いです。
(2)国民年金を10年間払わないと、老齢後に年金を貰えなくなります。
(3)国民年金を払わないと、病気や怪我で障害者になっても、「障害年金」を貰えなくなります。
国民年金の支払いに困る場合
外国人留学生にとって、毎月に約16000円の年金を支払うことは難しいと思います。
でも、お金がなくて国民年金を払えない時、国民年金を払わないまま放置しないでね。
学生向きの国民年金保険料の学生納付特例制度はあります。学生納付特例制度を使用し、年金の免除を申請することが出来ます。外国人留学生も利用することが出来ますので、是非学生納付特例制度を利用してください。
申請要件は以下になります。
(1)年間の所得は118万円未満
(2)大学(大学院)、短期大学、高等学校、高等専門学校、特別支援学校、専修学校、一部の海外大学の日本分校に在学する方で夜間・定時制課程や通信課程などに在学する学生が学生納付特例対象となります。
在学中の学校が学生納付特例対象になっているかどうかをこちらで確認出来ます。
学生納付特例対象:https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/gakutokutaisyouko.html
万が一、学生納付特例を申請するのが忘れてしまった時は、さかのぼって2年間の学生納付特例制度を利用することが出来ます。近くの年金事務所に行って申請すれば、過去2年間の年金支払いを免除されます。
国民年金保険料の学生納付特例制度:https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150514.html
数年後帰国する時
日本で国民年金を払っているけど、母国に帰る時、もったいないと思うのではないでしょうか?
外国人は日本を出国する場合、日本年金機構に脱退一時金を請求することが出来ますので、支払っていた年金の一部が戻ってくる可能性があります。ただ、全ての人が脱退一時金を請求できるわけではないのです。一定の要件を満たしているなら、脱退一時金を請求出来ます。
日本から母国に帰りたい方は、是非脱退一時金制度を利用して、支払っていた年金の一部をもらってから帰りましょう。
脱退一時金の手続き:https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tetsuduki/sonota-kyufu/20140710.html
ここまで、外国人留学生が加入する国民年金について、説明しました。
日本で生活する上では、国民年金の支払いを避けてはいけません。特に、ずっと日本に生活したい方、永住権や特定技能のビザを申請したい方は、国民年金のことを今から理解しておきましょう。
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