日本に留学して3年:流暢な日本語を話せない理由とその対策

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留学生の皆さん、こんにちは。

突然ですが、

どれぐらいの期間、日本で留学すれば、

日本語がペラペラになれると思いますか?

半年?

1年?

2年?

「私は言語学習が得意だったから、3か月もあれば日常会話ぐらいはできるようになれるだろう」と思う人もいるかもしれません。

でも、3カ月どころか。3年過ぎても日本語を上手に話せない学生もたくさんいます。

今回は、「留学生の就活ナビ」公式InstagramにDMを送ってくださった留学生もそんな一人です。

彼は、大学院1年生の留学生です。

日本語学校で2年間勉強してから、大学院に入学していますが、

日本語を上手に話せなくて困っています。

なぜ日本に3年も滞在しているのに、まだ日本語がうまく話せないのでしょうか?

日本語会話力を楽に伸ばすためには、

まず日本語を上手に話せない原因を分析することが重要です。

原因がわからないまま、色々なことを試しても、挫折するだけです。

では、日本に留学しているのに、日本語をうまく話せない原因とその対策を紹介します。

原因①:日本語を話す環境がない

留学生の場合、日本語を学ぶために日本語学校に通うことが一般的です。

でも、日本語学校では同じ国の留学生が多いので

留学生同士で母国語で会話してしまうことがよくあります。

また、日本語学校での授業は、ほとんどが文法や単語の学習です。日本語を話す機会が限られています。

もちろん、アルバイトや大学に行けば、日本人との交流はありますが、

そんなに長い時間は日本語を話すことはありません。

日常生活では同じ国の友人と一緒に過ごすことが多いので、

日本語を使わなくても生活に支障が出ることはありません。

そのため、実際に日本にいても、日本語を使う機会がなかなか得られず、

何年たっても日本語が上達しないケースがよく見られます。

これが、多くの留学生が日本語を話せない理由の一つだと考えられます。

原因②:アルバイト先での日本語会話の限界

日本語会話力を向上させるために、アルバイトする留学生も多いです。

でも、留学生がするアルバイトは主にコンビニや飲食店がほとんどです。

コンビニや飲食店でアルバイトしたことがある人ならわかると思いますが、

実は、そこで接客の決まり文句を繰り返して話しています。

最初は、接客の決まり文句などを覚えることで日本語の勉強になるかもしれません。

でも、慣れてくると、毎日同じ言葉を繰り返して話すことになりますから、

それ以上は日本語の上達にはつながりません。

ですから、相当に日本語でコミュニケーションを取る機会のあるアルバイトでなければ、

日本語会話力を大幅に向上させることは難しいでしょう。

原因③:日本語能力試験への焦点

「日本語能力試験N1に合格したけど、日本語を話せない」という人はたくさんいます。

なぜなら日本語能力試験では会話力を測っていないからです。

留学生は日本語能力試験に合格することを目標にし、

試験勉強に時間を費やしすぎるため、日本語を実際に使う機会が不足しています。

教科書の日本語と実際の日本語は全く違うので、

試験勉強をしても、単語やフレーズを暗記しただけでは、

実際に上手に日本語を話せるようになりません。

〇〇をしたいなら、日本語会話力を伸ばそう

「アルバイトをしているし、日本語能力試験にも合格している」

それだけで日本語がペラペラになるわけではありません。

ですから、自分の日本語会話力が伸びない原因を分析し、対策を取らないと、

3年、10年経っても日本語が上達しないままです。

でも、「日本語が話せなくても、生活に困ることがないから、

別に日本語を勉強しなくてもいいじゃない….」と思う人もいるかもしれません。

周りの友達が同じ国の人なら、特に日本語を話せる必要がありません。

でも、卒業後に日本の企業で働きたい人は、日本語会話力を身につけておくことがおすすめです。

実は、優秀なのに、「日本語力の不足」で、就活に苦労している留学生が多いです。

日本語会話力をつけておかないと、就活で日本語の壁にぶつかることが絶対にあります。

ですから、日本で就職したいなら、日本語会話を上手に話せるように努力しましょう。

日本語がペラペラになるのに必要なこととは

これまでに、留学生が日本語を話せるようになる原因について紹介してきました。

では、日本語がペラペラになるためには、何が必要なのでしょうか?

日本語をペラペラに話せるようになるために、やるべきことを紹介します。

日本語を話すための学習をする

世の中には、

試験のための日本語学習

会話のための日本語学習

という2つがあります。

残念ながら、試験向けの学習を積み重ねても、

日本語のスピーキングは上達しません。

日本語学校で行ってきた方法や、

日本語会話フレーズ集をただ暗記するのは、試験向けの学習になります。

日本語能力試験N1を持っていなくても、日本語が話せる人は、

より実践的な学習で日本語会話力を伸ばしています。

つまり、実際に日本語を話せることが重要です。

実際、私は日本人と日本語を話すことで、

教科書を一切開くことなく日本語会話ができるようになりました。

「効果のある学習」にだけ時間を費やしていきましょう。

具体的な目標を持つ

「とにかく日本語が上手になりたい」と思っても、その目標だけでは続かないことが多いです。

日本語会話の本を買ったり、新聞を読んだりしても、

忙しいバイトや卒業論文の間に中断してしまうことがよくあります。

実際、殆どの留学生は継続が難しく、勉強を中止してしまいます。

でも、日本語会話力を伸ばすには、継続が何よりも重要です。

一気にやるのは難しいですし、日本人は生まれてからずっと日本語を話しているので、

留学生が1年や2年で同じレベルになるのは不可能です。

そこで、長期的に継続するためには、具体的で小さな目標を持つことが大切です。

たとえば、

「日常で日本語を上手に話せるようになるために、日本人と日常会話を練習する」

「日本で就職するために、ビジネス日本語を話す練習をする」

「面接やゼミで自分の意見を日本語で述べるために、日本語でディスカッションする」

といった目標を具体的に決めておくと、継続しやすくなります。

つまり、日本語が上手になるために、小さな目標を持って着実に頑張りましょう。

継続的に日本語会話を練習できる場所

継続的に日本語の会話を練習することが大切だとわかりましたが、

「日本人の友達や知り合いが少ないので、日本語で会話できる相手がいない」

「オンラインで日本語会話のレッスンを受けたいけど、続けられる価格ではない」

と悩む留学生がいると思います。

そこで、私が実際に利用して日本語会話力を伸ばしたオンライン日本語会話室をご紹介します。

「留学生の就活ナビ」では、就活や進学での「日本語の壁」を乗り越えるために、オンライン日本語会話室を提供しています。

自分の目的に合わせてレッスンを受けられるし、続けやすい料金システムになっているので、

留学生でも安心して継続して勉強できます。

▶︎コーヒー一杯の料金で受けられる

▶︎日本人と留学生先輩と自由に話せる

▶︎少人数でたくさん話せる

無料で日本語会話室を開催中

この記事を書いた人
wuri

『留学生の就活ナビ』の運営者
趣味:カフェ巡り
実現したいこと:外国人が働きやすい社会を作ること

毎日バイトばかり、日本語はN1に合格できたけど、
話すのが得意ではなく元留学生が日本の優良企業に内定した体験をブログにまとめています。

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