JLPT N1に合格して気づいたこと
日本語を勉強し始めると、多くの人がJLPT N1の合格を目指すと思います。
私も来日して日本語学校で勉強していた時、
1年間でJLPT N1に合格することを目標に掲げ、
毎日5時間もJLPTの勉強に取り組んでいました。
日本語能力試験JLPT N1に合格すれば、日本語が上達し、
自分の好きな大学に合格できるはずだ
と思っていたのです。
毎日、日本語学校の授業を真面目に受け、家で自習を続けた結果、
JLPT N1に合格することができました。
合格した時はとても嬉しかったのですが、
その後、あることに気づきました。
それは、日本人と会話してみた時、
自然に話せなかったことです。
つまり、JLPT N1に合格しても、
日本語を上手に話せるようになるわけではないということに気づいたのです。
JLPT N1に合格しても、話せない理由
なぜ私がJLPT N1に合格しても、
日本語を流暢に話せなかったのかについてお話しします。
JLPTの勉強は試験対策です。
単語や文法を一生懸命に覚えても、
その単語や文法を実際に使って話さなければ、流暢に話せるようにはなりません。
インプットだけに集中し、アウトプットを練習していないためです。
多くの学生はJLPT試験のために
リスニングの練習をしているかもしれませんが、
JLPTのリスニングとリアルな日本語会話は全く異なります。
JLPTのリスニングが聞き取れても、
日本人の会話を理解できないことが多いため、
会話が成り立たないことがあります。
この経験から、私はJLPT N1に合格することよりも、
日本語会話を実践的に練習することが重要だと感じました。
多く方は私と同じ、JLPT N1に合格するための、
勉強ばかりをしているので、実際に話せないのです。
JLPT N1に合格しても、話せないなら、
どうすれば上手に話せるようになるだろう
私が日本語を話せるようになったのは、日本語環境に身を置いたからです。
日本語を話せない私が日本語をペラペラに話せるようになった方法
私はJLPT N1に合格しても、日本語を話せないことに気づきました。
それから日本語の勉強方法を変えました。
これまでインプットを中心に勉強していましたが、
アウトプットを重視し、自分から日本語で話せるように意識しました。
すると、3ヶ月で日本語を話せるようになりました。
① 日本語のドラマやテレビを観る
毎日1時間ほど日本語のドラマやテレビを観ていました。
最初は字幕をつけて視聴し、知らない言葉があれば一時停止して調べていました。
これにより、日本語の単語を覚え、使用するシーンも理解できます。
自分の好きなジャンルを選ぶことで、楽しみながら日本語を覚えることができました。
休みの日には日本のドラマ
- 「逃げるは恥だが役に立つ」
- 「ソロ活女子のススメ」
- 「おいサンサム」
好きなテレビ番組を毎週見る
- 「家、ついて行ってイイですか?」
- 「ドキュメント72時間」
- 「月曜から夜ふかし」
② 毎日日本語で話す練習
これまで覚えた単語や文法を使って、日本語で話す練習をしていました。
まずは趣味や好きなことについて日本人と会話してみて、
自分の言いたいことを日本語で伝える練習をしながら、
相手が使っている日本語も覚えていました。
すると、教科書より実践的な日本語を身につけることができて、
日本語もどんどん上手になりました。
本当に日本語を話せるようになりたい方に
日本語で会話することが一番おすすめです。
日本語会話が練習できるオンライン日本語会話室
日本にいながら日本人の友達がいない、
私もその経験がありました。日本語で話したいのに、
周りが全員同じ国の友達で、日本語を使う機会がなかったのです。
もしあなたも日本語で話したいけれど、日本人の友達がいない場合は、
「HANASO-NIHONGO会話室」に参加して、日本語会話を練習してみてください。
日本人や外国人先輩のサポーターと一緒に日本語で話せる機会があり、
自分の興味のあることについて楽しく話すことができます。
話すのが苦手な初心者でも安心して参加でき、サポーターがリードしてくれるので、
自分から話すのが苦手な人でもスムーズに会話が進みます。
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