毎日バイトばかりで、日本語はN1に合格したものの、話すのが得意ではなかった文系の留学生が、約50社の面接を経て内定を獲得した経験をもとにした「外国人留学生のための就活ガイド」を無料で公開中です。
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いつも面接官に「何か質問がありますか?」と聞かれた際、何を質問すればいいかわからない…….
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逆質問で「特にありません」と言ってもだめですか?
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面接で逆質問を通じて、自分が真剣にその会社で働く意欲があることや、職場環境や文化に適応できることをアピールできます。
しかし、逆質問で面接官によくない印象を与えてしまうと、面接に不利となります。
そのため、面接に行く前に、逆質問を真剣に考えて用意することが大切です。
では、この記事では、面接で避けるべき逆質問のいくつかを紹介します。面接に不利になる逆質問を避けたい学生はぜひ最後まで読んでみてください。
合わせて、面接官に良い印象を与える逆質問を紹介するので、逆質問で何を聞けばいいか分からない時、参考にしてください。
1. 調べればわかる質問
面接官に「何か質問ありますか」と聞かれた際、会社のホームページや求人情報で書いてある基本的な質問を避けましょう。
御社はどのような商品を扱っていますか?
御社の企業理念は何ですか?
御社の売上を教えてください。
主な事業内容について教えてください。
このような質問は、面接官に「事前に会社について調べていない」という印象を与えてしまいます。
また、「自社について調べていないこと」=「自社への志望度が低い」と評価されてしまいます。
そのため、インターネットで調べればわかる質問を避けましょう。
代わりに、以下のような質問を考えてみましょう。
会社の将来の展望や成長戦略は何ですか?
このポジションの成功に必要なスキルや資質は何ですか?
今までの従業員がどのように成長しましたか?
この部署やプロジェクトの最大の挑戦は何ですか?
これらの質問は、あなたの真剣さや関心を示すのに役立ち、面接官にポジティブな印象を与えることができるでしょう。
2. 自信がなさそうにみられる質問を避ける
面接に慣れていない学生は、面接で緊張したり、不安を感じたりするのが当然なことです。
しかし、面接官に自信がなさそうな印象を与えてしまうと、不採用になりやすいです。
そのために、面接で自信がなさそうに見られる逆質問を避けることが大事です。
ノルマが達成できなかったらどうなりますか?
未経験でも大丈夫ですか?
勉強できる環境はありますか?
日本語が上手ではないけど、入社後に勉強でも大丈夫ですか?
入社してから覚えれば大丈夫ですか?
これらの質問は、自信がない印象を与える可能性があります。面接官に仕事できる自信がない学生を採用したいと思わないです。
面接で自信なさそうな逆質問は不利となるので、面接官に自信がなさそうと思われる質問を聞かないように意識しましょう。
代わりに、以下のような質問を考えてみましょう。
成果を上げるための支援やトレーニングプログラムはありますか?
会社のカルチャーや価値観に適応するためのサポートがありますか?
入社後の成長とキャリアパスについて教えていただけますか?
新入社員の経験者として、入社一年目で何が一番大事だと思いますか?
これらの質問は、向上心を持ち、挑戦を乗り越える意欲を持っていることを示すのに役立ちます。
逆質問を通して、面接官にポジティブな考え方をアピールすることで、入社後に前向きに仕事に取り組んでくれるという印象を残せます。
3. 給与や福利厚生に関する質問
就職活動で会社の給与や福利厚生を気にすることが大事です。
しかし、面接で給与や福利厚生について質問を聞かないことは無難です。
なぜなら、給与や福利厚生を質問すると、面接官に仕事への熱意が弱いと思われてしまうリスクがあります。
そのため、逆質問で給与や福利厚生に関する質問を避けましょう。
どんな手当がありますか?
残業はありますか?
年間休日は何日ありますか?
ボーナスはどのぐらいですか?
有休はいつから取れますか?
これらの質問は、あなたが給与や福利厚生の面でのみ関心を持っているように見える可能性があります。
代わりに、以下のようなバランスの取れた質問を考えてみましょう。
会社が従業員のキャリア成長や満足度向上にどのように貢献していますか?
チームの協力とコラボレーションに重点を置いている場合、それはどのように促進されていますか?
プロジェクトにおける成功事例や、チームメンバーの達成についてのエピソードはありますか?
会社の文化や価値観について、従業員の視点から教えていただけますか?
これらの質問は、あなたが単に給与や福利厚生にフォーカスしているのではなく、組織全体に興味を持っていることを示します。
面接では、バランスの取れた質問をすることで、自分の適性や情熱をより魅力的にアピールすることができます。
最後に
面接における逆質問は自己アピールのチャンスです。
そのため、単に自分が聞きたい質問を投げかけるのではなく、逆質問を通じて自己アピールしたいポイントを考えることが大切です。
逆質問が合否に影響することもあるため、面接前に適切な逆質問をいくつか用意しておくことがおすすめです。