日本で就職したい留学生向け:就活のやり方を4ステップで完全解説

はじめに

「日本で就職したいけど、何から始めるのかがわからない」、「3月から就活が本格にスタートするけど、何を準備すればいいのかがわからない」などの悩みを持っている留学生は多いのではないでしょうか。

実は就活の進め方は以下のようにシンプルです。

「自己分析」→「企業研究」→「エントリーシート」→「面接」

本書では「就活のやり方」に焦点を当て、理想的な就活のやり方を4つのステップで解説します。

 

本書を通して就活のやり方や流れを知るだけではなく、自分分析のやり方、企業研究のやり方、エントリーシートの書き方、面接対策などを学ぶことができます。

本書で分かること

①就活の進め方が分かる

②就活でやるべきことが分かる

③就活の全体を理解できる

 

こんな留学生にオススメ

①就活を何から始めるのかがわからない

②就活の手順や仕方を知りたい

③効率的に就活を進みたい

 第一章:自己を知る

日本で就職を行う時、まず自分を知ることから始めましょう。

「企業選ぶ基準」や「面接においてアピールポイント」を決めるために、自己分析が必要です。

1.自己分析の目的

自己分析の目的①:企業選び基準

就活で自己分析を行う目的の1つは、会社選び基準を决めることです。

就活を初めて見る、世の中にたくさんの企業や職種があります

しかし、自分がどんな会社に応募すればいいのかがわからないことはあります。

そのために、自己分析を通して、自分の価値観、強みや弱みを明らかにすることで、自分がどんな業界や企業に合っているのかを知ります。

自分に合う業界や企業を知ることで、志望業界・企業を絞ることができます。

自己分析の目的②:自己PRの作成

就活で自己分析を行う目的の2つは、面接でアピールポイントを決めることです。

面接で自分の強みや価値観について聞かれるので、まず自分で自分のことを知らなければなりません。

面接官に自分のことをアピールするために、自己分析で自分の強みや価値観を明らかにしましょう。

2.自己分析のやり方

やり方①:過去の自分を知る

自己分析を行うために、過去の経験から「自分がどんな人なのか」を明らかにしましょう。

現在の自分は過去の経験や出来ことから成り立っています。

過去の自分を知ることで、面接官に自分の価値観や考え方を過去の経験やエピソードから説明できるようになります。

やり方②:未来の自分を想像する

自己分析では過去の自分や現在の自分を知る以外に、将来はどのようになりたいのかを考えましょう。

「将来になりたい自分」や「将来、何をしたいのか」を明確し、目標を達成するために「どんな企業で何をしたいのか」を考えましょう。

就活において、「なりたい自分」や「やりたいこと」を実現できる企業を選ぶことは一番大事だと思います。

3.効率的に自己分析を行う方法

自己分析をやる時間がない学生に自己分析ツールがオススメです。

自己分析ツールを利用すると、質問に答えるだけで、自分の価値観や性格を分析できます。

自己分析ツールを利用することで、簡単に自分の性格や価値観を明らかにすることができます。

以下に無料で利用できる自己分析ツールを紹介します。

自己分析ツール①:適性検査(GPS)

無料で利用できる自己分析ツールの一つ目はdodaキャンパスで受ける適性検査(GPS)です。

dodaキャンパスの「適性検査GPS」を無料で受けることで、思考力や自分の強み・弱みなどを客観的に判断できます。

適性検査の結果を元に自己PRを作成したり、自分の性格を把握したりすることで、面接に活かせます。

また、適性検査の結果が公開されるので、「あなたの性格が自社に合うと思う企業」からオファーももらえます。   ②キミスカ

 自己分析ツール②:AnalyzeU+(アナライズユープラス)

無料で自己分析できるツールの2つ目はOfferBoxで受けるAnalyzeU+(アナライズユープラス)です。

「AnalyzeU+」では251の質問を回答すると、6タイプ25項目に分けて自分の能力や適性について分析してくれます。

「AnalyzeU+」の診断結果とエピソードを結びつけることで、自己PR、志望動機などを作成できます。

また、「AnalyzeU+」の診断結果の元でOfferBoxのプロフィールに記入するだけで、企業からオファーをもらえることができます。

自己分析ツール③:キミスカの適性検査

無料で自己分析できるツールの3つ目はキミスカの適性検査」です。

18万人以上の就活生が登録しているキミスカ(スカウト型求人サイト)に登録するだけで、適性検査を受けることができます。もちろん全て無料です。

「キミスカの適正検査」では性格の傾向、意欲の傾向、思考力の傾向、ストレス耐性、価値観の傾向、ネガティブ傾向、職務適正、戦闘力、虚偽回答の傾向など8つの項目で分析してくれます。

「キミスカの検査検査」を受けると、その結果をみた企業からオファーが届きます。そのために、本当に自分に合う企業と出会える可能性は高いです。

ここまでで就活のやり方のステップ1として自己分析を紹介しました。

就活で自己分析を通して、「企業選び基準」や「自分の価値観」を明らかにします。そして、自分に合う企業に入社するために、企業のことを知りましょう。

第二章:企業を知る

就活において「なりたい自分」や「やりたいこと」を実現できる企業を探すために、企業のことを知りましょう。

企業研究で企業のどんな情報を調べればいいのかについて解説します。

なぜ企業研究は大事なのか

日本で就職活動を行う上で「企業研究に時間が掛かってしまう」、「企業研究は意味がない」と思っているのではないでしょうか。

では、そのように思っている留学生に向けて、なぜ企業研究は大事なのか?について、以下の2点から説明します。

企業研究を行う目的①:自分に合う企業なのかを確認する

企業研究を行う目的の1つ目は、自分に合う企業なのかを確認するため、です。

エントリーしたい企業について十分に調べなければ、「どんな企業なのか」、「自分に合っているのか」などを知れないのです。

もし、企業研究を行わければ、自分に全然合わない企業を選んでしまいます。入社後に社内文化や価値観などがやはり自分に合わないことを発見し、また転職活動を行うことになります。

企業研究を行う目的②:企業の求めている人物像を調べる

企業研究を行う目的の2つ目は、企業の求めている人物像を調べるため、です。

就活生は自分に合う企業に入社したいですが、実は企業も自社に合う人材をしたいのです。

面接で「自己PR」、「学生時代に頑張ったこと」などの質問を聞くことで、就活生の考え方や価値観が自社に合っているのかどうかを確認しています。

そこで、面接官の質問の回答を通して、面接官に「私は御社に合っています」というメッセージを伝えなければなりません。

面接官に「自社に合っている人材だ」という印象を残すために、まず「どんな企業でどんな人材を求めているのか」を調べなければなりません。

なので、志望する企業がどんな会社でどんな人材を採用したいのかを確認するために、企業研究は必要なのです。

2.企業研究で調べること

 調べること①:企業の基本情報

企業研究を始める上では、まず、「社長」、「会社設立年」、「資本金」、「本社・事業所の所在地」などの基本情報を会社のホームページから調べましょう。

企業研究では「社長の名前」を調べるだけではなく、社長はどんな人なのかを調べましょう。

特に、ベンチャー企業では社長と近い距離で仕事をするので、どんな上司の元で働けるのかを分かるために、社長がどんな人なのかを調べるべきなのです。

また、「本社・事業所の所在地」を調べることで、将来的にどこに転勤させられる可能性があるのかわかります。海外進出している会社だと、将来海外にも転勤させられる可能性もあります。

調べること②:経営理念・ビジョン

経営理念では、その会社がビジネスをする上で、大事にしている「考え方」、「価値観」「思い」、そして「存在の意義」などを示しています。

そのため、自分が社会人として働く上で大事にしたいことが、会社の経営理念に合っているのかどうかはとても大事なのです。

またビジョンでは、会社が目指す姿や方針を明確に書かれているので、会社の目指す姿と自分のなりたい姿が合っているのかが確認できます。

調べること③:事業内容

企業研究においては、事業内容を調べることは一番大事です。

なぜなら、事業内容を調べることで、会社が取り組んでいることが分かるからです。

そうすれば、自分のやりたいことは会社の取り組んでいることとマッチしているのかどうかを確認することが出来ます。

調べること④:社内制度

就活生は自分の入社したい企業の「人事・教育制度」「休暇・休業制度」「福利厚生」などの社内制度に関心を持っていますよね。

会社の制度は、採用ページやマイナビ、リクナビなどの求人から調べることが出来ますので、説明会や面接に行く前に、自分で調べましょう。

調べること⑤:企業の強み、弱み

人にも様々な強みと弱みがあると同じように、企業にも強みと弱みがあります。

企業の強みや弱みを調べることで、同じ業界における他社との違いを分かります。

例えば、同じ学生の就職を支援するA社とB社があるとします。

A社は日本一の求人を持っているのが強みです。

B社は求人数が少ないけれど、学生に面接のスキルや知識を教える面でA社よりも強いです。

このように、企業の強みを理解することで、「御社じゃないといけない理由」を話せるようになります。

また、面接では「当社の弱みは何だと思いますか?」、「当社の改善点は何だと思いますか?」と聞かれることはあります。

企業研究で企業の弱みも調べておくと、面接官に会社の弱みを聞かれても答えられると思います。

3.企業研究に役立つツール

企業研究に役立つツール①:会社のホームページ

企業はホームページで、社会に向けてアピールしたいことを書いております。

ホームページを見ることで、社長の名前、本社所在地・拠点、資本金などの基本情報、経営理念や事業内容を確認できます。

ホームページからどんな領域でどんなビジネスをしているのかを知ることができます。

企業研究に役立つツール②:採用サイト

多くの会社は、応募者に向けて採用サイトを運営しています。採用サイトでは応募者に向けて、働く環境、仕事内容、会社の魅力などをアピールしています。

私は先輩社員の紹介を主に見ることで、先輩社員がどんな仕事をして、どんなキャリアを築いているのかを確認していました。

もし、希望する会社が採用サイトを持っているなら、採用サイトをみて企業研究を行うことがオススメです。

企業研究に役立ツール③:留学生の就活ナビ

留学生の就活ナビ」は、外国人留学生の就職を支援しているサービスです。

グローバルな企業、留学生を採用している企業を中心に紹介しています。また、留学生の代わりに企業研究を行っています。

もし、企業研究に時間を掛かりたくなければ、「留学生の就活ナビ」に頼むことで、面接に活かせる企業研究シートを手に入れることができます。 

時間があれば企業研究を自分で行ったほうが良いですが、どうしても時間がないさい、企業研究の代行サービスは便利と思います。

企業研究に役立つツール④:OpenWork

企業のクチコミサイトである「OpenWork」を企業研究で利用できます。

OpenWorkでは、元社員の口コミ情報により、企業の成長、社内雰囲気、待遇面の満足度、人材育成などから企業の評価を行っています。 

OpenWorkを用いて、志望する企業の文化、入社理由と入社後ギャップ、働きがいなどをみることで、その企業が自分に合っているのかどうかを確認できます。

ここまでで、就活において企業研究をどのように行うのかについて解説しました。次に、エントリーシートの書き方について紹介します。

第三章:エントリーシートの書き方

自己分析や企業研究を通して、自分が関心のある企業と出会ったら、エントリーします。

全ての会社はエントリーシートの提出を要請しているわけではありません。

大手の企業ではエントリーシートの提出をもって、本エントリーとする企業が多いです。

では、ここで面接に進むために、エントリーシートをどのように書けばいいのかについて解説します。

1.エントリーシートと履歴書の違い

就活では、エントリーシートと履歴書の両方を提出する場合が多いです。

エントリーシートは「企業に自己PRするための応募書類」です。企業は採用選考にエントリーシートを使うことが多いです。

履歴書は「個人情報や資格などを伝える書類」です。採用選考後も、履歴書を従業員データとして使います。

2.企業がエントリーシートでみている基準

就活生はエントリーシートの評価基準を気になるのではないでしょうか。

エントリーシートの評価基準は企業ごとによって違います。

しかし、多くの企業はエントリーシートで以下の2点をみていると考えます。

エントリーシートでみられている点①:企業が採用したい人材であるかどうか

企業が学生のエントリーシートを通して、『求めている人材かどうか』を確認しています。

人事がエントリーシートを見て自社の求める人物像でしたら、会ってみたいので、面接に呼ぶ可能性が高いです。

なので、人事はエントリーシートで自社の採用基準に合うかどうかをみています。

エントリーシートで見られる点②:内容が分かりやすいかどうか

エントリーシートを書く上で、分かりやすい文章を書くことが大事です。

エントリーシートの内容が分かりにくいと、人事の方が読んでくれません。

就活の時期、企業の人事は何百人~何千人のエントリーシートを見ているので、一人一人のエントリーシートを丁寧に読む時間がありません。

なので、人事は、パッとみて分かりやすい文章であれば続けて読むのです。

「何を言いたいのか」が分かりにくいエントリーシートは人事に読まれず、落とされる可能性が高いです。

3.エントリーシートの書き方

 エントリーシートに基本項目と質問項目という2つの項目があります。

書き方①:基本項目の書き方

基本項目には氏名や住所、学歴、資格といった基本情報を記載します。

・氏名:フルネームで書く。「ふりがな」と指示があればひらがなで、「フリガナ」はカタカナで記載する。

・日付:提出日、もしくは前日を書く。エントリーシート全体で、西暦か元号表記かを統一する。

・住所:都道府県、市区町村名、番地、マンション名などを省略せず、書く。

・学歴:高校入学から記載するのが一般的です。学校名や学部は正式名称で書く。

・資格:資格を取得した日付や、資格の正式名称で書く。

以上が、エントリーシートにおける基本情報の書き方です。

 書き方②:エントリーシートを書くための手順

では、企業の知りたい、関心のあることを書くために、どんな手順でエントリーシートを書けばいいのかを説明します。

手順は以下の通りです。

企業の求める人物像を確認する→質問の意図を理解する→アピールポイントをまとめる

書く手順①:企業の求める人物像を把握する

エントリーシートを手に入れたら、すぐに「私は○○をしてきた。」、「私は○○の能力を持っています」など自分の言いたいことをいきなり書いているのではないでしょうか?

そんな学生はちょっと待ってください。

書く前に、企業がどんな人物像を採用したいのかを考えましょう。

企業の採用したい人物像を確認してから、どんな自分をアピールするのかを決めます。

ここでは、採用したい人物像に無理やり合わせるために、「本当の自分とは違うことを書く」ということではありません。

企業の採用したい人物像を明確することで、「自分のどんなことをアピールできるのか」を分かるようになるのです。

書く手順②:質問の意図を理解する

エントリーシートの質問に対して、アピールしたいことを書き始める前に、質問の意図を考えましょう。

「質問の意図を考える」とは、「なぜこの質問を聞いてくるのか」、「この質問から面接官は何を知りたいのか」を深堀りすることです。

例えば、企業は「失敗経験から学んだこと」を知りたくて質問をしているのに、失敗経験の過程ばかりを書いちゃうと、質問の答えになっていませんよね。

だから、エントリーシートにおける質問の意図を理解してから、企業の知りたいことを回答で書きましょう。

書く手順③:アピールポイントをまとめる

企業の知りたいことにあわせて、自分のどんなところをアピールするのかまとめます。

前章にて、企業はエントリーシートの分かりやすさを見ていると書きました。

エントリーシートを通過させるためには、「自分の伝えたいこと」を論理的に分かりやく書くのが大事です。

 次に、文章を論理的に分かりやすく書くための、PREP法を紹介します。

4.分かりやすい文章の書き方

PREP法を使うと、日本語に自信のない留学生でも、簡単に文章を書けるようになります。

PREP法は以下の4つで成り立ちます。

Point:結論を書く

Reason:理由を説明する。

Example:具体的な事例を書く。自分の経験と結びつける。

Point:最後に結論を繰り返してまとめる。

以下に、PREP法を使った文章を事例として紹介します。

事例

私の強みは「やり切ること」です。(Point)

なぜなら、辛い時にも投げ出さず、忍耐強く努力を続け、目標を成し遂げることができるからです。(Reason)

例として経済的自立と大学への進学のため、新聞配達しながら日本語学校に通った経験があります。

毎朝2時~6時まで300枚の新聞を配達し、9時から日本語学校に通います。放課後、夕刊配達をします。

雨の朝、バイクで転び、新聞を落としたことがあっても、諦めず最後までやりました。

雨の日や台風の日を問わず、新聞配達を一年間続け、大学の試験に合格しました。(Example)

上記のことから、私の強みは前向きに頑張りやり切ることです。(Point)

このように「自己PR」をPREP法で書くと、面接官が読んでも分かりやすい文章になります。

5.エントリーシートの作成に役に立つサービス

特に留学生は一人でエントリーシートをゼロから書くのが難しいので、エントリーシートの作成に役に立つサービスを紹介します。

エントリーシートに役に立つサービスを上手に利用すると、エントリーシートにかかる時間や苦労を減らすことが出来ます。

無料から有料までたくさんのサービスが存在するので、自分に合うサービスを選んで利用しましょう。

エントリーシート作成に役立つサービス①:みん就

みん就(みんなの就職活動日記)は楽天株式会社が運営する、日本最大の口コミ就活サイトです。

みん就では、就活生たちが情報交換しているので、有名な会社の内定をもらった学生のエントリーシートをみることができます。

みん就に書かれている他の学生のエントリーシートを読むことで、情報を得られるし、エントリーシートの作成に参考になります。

エントリーシート作成に役立つサービス②:Unistyle

UnistyleはUnistyle株式会社が運営する、就職に関する記事を掲載しているサイトです。

Unistyleでは、就職に関する記事をたくさん掲載しています。また、大手企業の内定者のエントリーシートを数万枚も掲載しているので、内定者のエントリーシートを参考にすることが出来ます。

エントリーシートを書くのが苦手な学生、大手の企業を志望している学生におすすめのサイトです。

エントリーシート作成に役立つサービス③:Openwork

Openworkはオープンワーク株式会社が運営する、企業の口コミサイトです

Openworkでは、社員が元社員の口コミ情報により、企業の成長、社内雰囲気、待遇面の満足度、人材育成などから企業の評価を行っています。

企業の元社員が企業の情報を書いているので、リアルな情報を得ることが出来ます。 

第四章:面接対策

就活のやり方として4つ目は面接の対策です。

本番の就活に向けて面接の練習や対策をして置きましょう。

1.面接の基本マナー

面接で第一印象が大事だと言われています。どんな優秀な人でも、面接官に与える第一印象が良くなかったら不採用になります。

なので、面接官に良い印象を残すために、面接のマナを知って置きましょう。

基本マナー① 時間のマナー

面接時間の少なくとも5分前には、企業に到着することが常識です。

面接に遅刻してしまうと、時間を守らない人という印象を与えてしまいます。

時間を守ることは、社会人としての基本マナーです。

なので、どんな企業でも、時間を守らない人を採用したくないのです。

例えば、電車の遅延、事故などの原因で、遅刻しそうな時、面接の開始前に企業に電話し、報告することが大事です。

電話するときには、遅刻の原因、何分遅刻するのか、また申し訳無い気持ちを伝えましょう。

基本マナー②:受付・控室でのマナー

多くの企業では、受付で面接に来た件を伝えたら、面接が始まるまで控室で待つことになります。

面接の時間ではないからといって、受付や控室で大きな声で話したり、携帯をイジったりすると、マイナスのイメージを与えるので、受付や控室でのマナーを意識しましょう。

基本マナー③:身だしなみ

面接で面接官にマイナスイメージを与えないため、清潔感が大事です。

面接に、寝癖(ねぐせ)がついたままや、シワだらけのスーツ、汚れた靴で行くと、面接官に清潔感のない人と思われてしまいます。

面接に行く時、黒やグレーなスーツを着ることが一般的です。派手な色スーツやシャツ、靴下、カバン等を避けましょう。

面接で見た目で不採用にならないために、服装、髪型、メイクなどの清潔度合いを意識しましょう。

面接で身だしなみや服、髪型が乱れていると、面接官に不快感を与えるので、マイナスポイントになります。

面接に行く前に、身だしなみ、髪型、服が乱れていないかを確認しましょう。

基本マナー④:表情

面接官は、学生のスキルや能力以外に、明るさや元気の度合いもみています。

誰でも明るくて元気な後輩や部下と一緒に働きたいと思います。 

面接で緊張すぎて表情が暗くなったり、顔に疲れが出たりすると、元気で働いてくれる人ではないかもしれないと思われてしまいます。

なので、面接で表情が暗くならないように、笑顔で話すことを意識しましょう。

ここまでで、面接の基本マナーについて解説しました。

面接のマナーが悪いからといって、必ずしも不採用になるとは限りません。しかし、面接でマイナスポイントになることを避けましょう。

2.模擬面接

面接で緊張すぎて、頭が真っ白くなったり、話が飛んでしまったりすることはよくあります。

実は面接に慣れることが大事です。面接に慣れると、面接で落ち着いて自分の伝えたいことを言えるようになります。

面接対策として模擬面接を行いましょう。

模擬面接を受けられるサービス①:ハローワーク

無料で模擬面接ができる就職支援サービスの一つ目はハローワークです。

ハローワークでは就職や転職を支援しており、無料で模擬面接ができます。

ハローワークでは、模擬面接以外応募資料の添削、面接会、個別相談などを受けることができます。

模擬面接を受けられるサービス②:学校のキャリアセンター

無料で模擬面接ができる就職支援サービスの2つ目は、学校のキャリアセンターです。

専門学校や大学では、学生の就職を支援しているキャリアセンターを設置しています。

キャリアセンターでは、模擬面接を始め、エントリーシートの添削、OB・OGのリスト、合同説明会、就活の相談などの支援を行っています。

模擬面接を受けられるサービス③:留学生の就活ナビ

無料で模擬面接ができるサービスの3つ目は、留学生の就活ナビです。 

留学生の就活ナビでは、定期的に模擬面接を行っています。

元留学生先輩から良かった点や改善点、答えるコツなどのアドバイザーをもらえます。

まとめ

本書で就活の進み方を自己分析→企業研究→エントリーシート→面接というステップで紹介してきました。

日本で就活を行う際、上記の4つのステップが大事です。

自己分析や企業研究を通じて、企業と自分の相性を確認します。

そして、エントリーシートや面接で、企業と自分の相性を伝えましょう。

自分に合う企業に入社するために、自己分析、企業研究、エントリーシート、面接をしっかり準備しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

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